2015年02月03日

2月3日は「にゅう(2)さん(3)」の語呂合せでなんと乳酸菌の日 日和見菌とは

2月3日は節分ですが聞きなれない記念日でもあります。
「にゅう(2)さん(3)」の語呂合せでなんと乳酸菌の日なのです。

筆者は随分と乳酸菌にはお世話になっております。
今でも乳酸菌を飲んでいます。
パンラクミンと新ビオフェルミンです。


毎日飲むのは1日パンラクミンを1錠です。おなかの調子によって一回で3-5錠ほど飲みます。
規定では1回3錠となっていますが臨機応変に服用しています。
乳酸菌のいいところは軟便から下痢症そして便秘にもいいのです。
乳酸菌が自動的に判断してくれているようです。

腸内細菌には善玉菌と悪玉菌それと日和見菌というのがいるそうです。
日和見菌は普段は何もしないのですが優勢な方を応援するのだそうです。
善玉菌を優勢と見れば善玉菌に悪玉菌が優勢と見れば悪玉菌を応援するのです。
困るのは悪玉菌が優勢のときです。悪玉菌が優勢のとき更に症状を悪化させるのですから始末に終えません。
細菌の世界も人間社会とよく似ていますね。

実は日和見菌は善玉菌や悪玉菌よりも数は多いのです。
健康な人の場合、善玉菌15%、悪玉菌10%、日和見菌75%の割合で腸内細菌のバランスが取れていると言われています。

◆日和見菌の種類
日和見菌はいろいろ種類がいます。
主な日和見菌は以下のものがあります。

・バクテロイデス

腸内にいる菌です



・ユウバクテリウム

こちらも腸内にいる菌です。



・嫌気性連鎖球菌

鎖状に配列された球菌の総称です。
腸内や口腔にいる菌です。



これらはどれも健康な時には無害です。
ですが、免疫力が低下すると病原菌化していまいます。
善玉菌を増やすことも大切ですが、多数いる日和見菌を悪玉菌側にさせないようにすることも大切になります。




○乳酸菌の日

カゴメ株式会社が制定。

「にゅう(2)さん(3)」の語呂合せ。

併せて毎月23日も「乳酸菌の日」としている。

★乳酸菌(にゅうさんきん)は、代謝により乳酸を生成する細菌類の非学術的な総称。ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物など食品の発酵に寄与する。
一部の乳酸菌は腸などの消化管(腸内細菌)や膣の内に常在して、他の病原微生物と拮抗することによって腸内環境の恒常性維持に役立っていると考えられている。

細菌学的な位置づけ
乳酸菌という名称は、細菌の生物学的な分類上の特定の菌種を指すものではなく、その性状に対して名付けられたものである。発酵によって糖類から多量の乳酸を産生し、かつ、悪臭の原因になるような腐敗物質を作らないものが、一般に乳酸菌と呼ばれる。乳酸菌は、その発酵の様式から、乳酸のみを最終産物として作り出すホモ乳酸菌と、アルコールや酢酸[要出典]など乳酸以外のものを同時に産生するヘテロ乳酸菌に分類される。また、その細菌の形状から、球状の乳酸球菌(にゅうさんきゅうきん)と桿状の乳酸桿菌(-かんきん)に分類されることもある。ただし、これらはいずれも便宜的な分類名である。

一般に、乳酸菌と呼ばれて利用されることが多い代表的な細菌には、以下の6属が挙げられる。いずれも発酵によって多量の乳酸を産生するだけでなく、比較的低いpH条件下でよく増殖する。これらの菌にとって乳酸は発酵の最終産物であると同時に、それを作り出して環境を酸性に変えることで他の微生物の繁殖を抑え、自分自身の増殖に有利に導く役割を持つと考えられている。

ラクトバシラス属 (Lactobacillus)
グラム陽性の桿菌でありラクトバチルスとも呼ばれる。一般に「乳酸桿菌」と呼ぶ場合狭義にはこの属をさす場合が多い。種によって乳酸のみを産生(ホモ乳酸発酵)するものと、乳酸以外のものを同時に産生(ヘテロ乳酸発酵)するものがある。L. delbrueckii、L. acidophilus、L. caseiなど。

ラクトバシラス属は野外から容易に分離され、ヨーグルトの製造に古くから用いられた。ヒトや動物の消化管にも多く生息しており、その糞便からも分離される。また女性の膣内に生息するデーデルライン桿菌と呼ばれる細菌群も、主にラクトバシラス属で構成されている。

また、L. fructivorans、L. hilgardii、L. paracasei、L. rhamnosusなど、ラクトバシラス属の一部にはアルコールに強いものがある。これらは日本酒醸造の現場では「火落ち菌」と呼ばれ、この菌の混入は日本酒の異臭や酸味などの発生(火落ち)の原因になるが、L. paracasei , L. plantarum は、ワインのマロラクティック発酵を行う。

ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株(Lactobacillus casei Shirota)は、別名「ヤクルト菌」や「LCS」と呼ばれる。

ビフィドバクテリウム属 (Bifidobacterium)
グラム陽性の偏性嫌気性桿菌で、増殖の際しばしばV字型、Y字型などに分岐した形態を示す。俗にビフィズス菌とも呼ばれる。ヘテロ乳酸菌の一種で、乳酸と酢酸を産生する。B. bifidumやB. adolescentisなど。

ビフィドバクテリウム属の細菌は、乳児のうち特に母乳栄養児の消化管内において最も数が多い消化管常在菌である。その後、加齢に伴って他の嫌気性細菌に取って代わられる。

エンテロコッカス属 (Enterococcus)
グラム陽性の球菌で、ホモ乳酸発酵をする。回腸、盲腸、大腸に生息している。フェカリス (E.faecalis) 、フェシウム (E.faecium) などがある。整腸薬としてビフィドバクテリウム、ラクトバチルス、エンテロコッカスの三者を混合したものもあるほか、フェカリス菌FK-23株やEF-2001株 (E.faecalis EF-2001) を加熱殺菌した菌体の免疫賦活能力が高いとされる報告が見られる。

ラクトコッカス属 (Lactococcus)
グラム陽性の球菌で、連鎖状ないし双球菌の配列をとる。狭義の「乳酸球菌」。ホモ乳酸発酵をする。牛乳や乳製品に多く見られ、これらを原料とした発酵乳製品に用いられる。L. lactis、L. cremorisなど。

ペディオコッカス属(Pediococcus)
グラム陽性の球菌で、4連球菌の配列をとる。ホモ乳酸発酵をする。ピクルスなどの発酵植物製品から分離されることが多い。P. damnosusなど。

リューコノストック属 (Leuconostoc)
グラム陽性の球菌で、連鎖状ないし双球菌の配列をとる。ヘテロ乳酸発酵をする。ザワークラウトなどの発酵植物製品から分離される。L. mesenteroidesなど。L. mesenteroides は、ワインのマロラクティック発酵を行う。

食品における乳酸菌
乳酸菌は、さまざまな発酵食品の製造に用いられてきた。主なものとしては、ヨーグルトや乳酸飲料などの発酵乳製品、キムチや浅漬け、ピクルス、ザワークラウトなどの発酵植物製品、鮒寿司などのなれ寿司などが挙げられる。乳酸菌による発酵は、これらの食品に酸味を主体とした味や香りの変化を与えるとともに、乳酸によって食品のpHが酸性側に偏ることで、腐敗や食中毒の原因になる他の微生物の繁殖を抑えて食品の長期保存を可能にしている。

また、乳酸菌は発酵の際、ビタミンCも生成し、発酵前の生乳等のビタミンCよりも濃度が高くなる[2]。牛乳にはビタミンCがほとんど含まれていない。その理由は、子牛が自らビタミンCを合成できるので牛乳から摂取する必要がないためである。牛乳を発酵して作ったヨーグルトでは若干ながらビタミンCが含まれている。

一方、他の発酵食品の製造過程において、乳酸菌が雑菌として混入することが問題になることもある。ラクトバシラス属のL. fructivorans、L. hilgardii、L. paracasei、L. rhamnosusなど、アルコールに強い乳酸菌は、酒類の醸造、発酵中に混入・増殖すると、異臭・酸味を生じて酒の商品価値を失わせてしまう。

日本酒醸造の現場ではこれを火落ちまたは腐造と言い、これらの菌は「火落ち菌」として造り酒屋たちから恐れられている。また火落ちにより混入した乳酸菌によって醸造後に腐敗することを防止するための手法が経験的に編み出され行われている。これは、「火入れ」と呼ばれる低温殺菌法で、醸造した酒を65℃の温度で23秒間加熱すればこれらの菌を殺菌できる。火入れは江戸時代頃から行われていた。

ワインにおいても同様に保存中に乳酸菌発酵によって異臭や酸味を生じることがあり、その原因を究明しようとしたルイ・パスツールの研究によって、食物が腐敗するメカニズムが解明され、またパスチャライゼーションと呼ばれる低温殺菌法の発明につながった。

L. lactisは、ナイシンとよばれる抗菌ペプチド(バクテリオシン)を生産する。ナイシンは、黄色ブドウ球菌やリステリア菌などの食品腐敗菌に対して高い抗菌活性を持つため、その抗菌作用を期待して食品添加物として世界中で広く用いられている。

ヒトの常在細菌としての位置づけ
乳酸菌のうち、特にラクトバシラス属とビフィドバクテリウム属は、ヒトの消化管内や女性の膣内に常在し、常在細菌叢(じょうざいさいきんそう)の一部を成している。これらの乳酸菌は、口腔内のう蝕を除いて直接ヒトの病気の原因になることはなく、むしろ生体にとって有益になるバリヤーとして機能していると考えられている。そのため、乳酸菌は「善玉菌」と表現される場合もある。ただし、極めて稀な例だが、乳酸菌血症などの感染症の原因になる例も報告されている。

口腔内の乳酸菌
ヒトの口腔内には多くの細菌が生息するが、Lactobacillus属も多く生息している。主なものとしては、L. oris、L. casei、L. salivarius、L. brevisなどである。このLactobacillus属はう蝕の発生に関与するとされている。1889年に歯科医師のMillerが『ヒト口腔の微生物』という研究書を出版してから20世紀半ばまで、乳酸桿菌が齲蝕の主たる原因とされていた。しかし、現在では乳酸を産生する能力は高いものの、歯面への付着能力が低く、プラーク中の菌数は少ないため、齲蝕原性は強くなく(主因では無い)、齲蝕の進行を促進するものであるとされる。

消化管内の乳酸菌
健康なヒトの腸内にはたくさんの種類の微生物が生息しており、ほぼすべての人の腸内からは、ラクトバシラス属やビフィドバクテリウム属の乳酸菌が検出される。これらの乳酸菌は、俗に言う「腸内の善玉菌」の一種として捉えられる場合が多く、腸内常在細菌叢(腸内フローラ)において、これらの細菌の割合を増やすことが健康増進の役に立つという仮説が立てられている。ただしその有効性については、意義があるとする実験結果と関連が認められないとする結果がそれぞれ複数得られており、結論が出ていないのが現状である。

腸内善玉菌としての乳酸菌とプロバイオティクス
人体に有益な乳酸菌を摂取するという考えは、パスツール研究所に所属していたロシアの科学者であるイリヤ・メチニコフの発案だとされる。メチニコフは、小腸内から発見された毒性を示す化合物が吸収されると害になるという内容の自家中毒説を唱えていた。
そして、1907年に『不老長寿論』という著書を出版し、ブルガリアに長寿者が多いことに目をつけ、ブルガリアの乳酸菌を摂取させたところ、腐敗物質が減少したので自家中毒を防止できて長寿になると唱えた。ブルガリアの乳酸菌の他に、ケフィアや酢漬け、塩漬けの食品によって人々は知らずのうちに乳酸菌を摂取していることを指摘している。

その後もこうした仮説による研究は発展していった。そして、疾患の原因は様々だが、有害な腸内細菌が作る毒素も生活習慣病につながる一因であるということが分かっている。

腸内常在細菌叢のバランスを改善することを目的とした製品が開発されている。このうち、乳酸菌などの細菌を生きたまま含むもののことをプロバイオティクス、それ自体は生菌を含まないが、善玉菌と言われる菌が特異的に利用するオリゴ糖などの栄養源を含むもののことをプレバイオティクスと呼ぶ。健康食品として販売され、利用されている。

メチニコフが見出したヨーグルトをはじめ、初期に開発されたほとんどのプロバイオティクス製品については、その後の研究から摂取してもほとんどの乳酸菌が胃で死滅してしまい、腸に到達しないことが明らかになった。そして、製剤技術や新しい乳酸菌株の開発によって、生きたままの菌を腸に到達させることが可能になったが、最近の研究では、加熱死菌体も疾病予防効果などを有することが報告されている。生きて腸に届いた乳酸菌は、腸内に住み着き増殖することはないことも分かった。

善玉菌と呼ばれるものにはビフィズス菌に代表されるBifidobacterium属や、乳酸桿菌と呼ばれるLactobacillus属の細菌など乳酸や酪酸など有機酸を作るものが多く、悪玉菌にはウェルシュ菌に代表されるClostridium属や大腸菌など、悪臭のもととなるいわゆる腐敗物質を産生するものを指すことが多い。悪玉菌は二次胆汁酸やニトロソアミンといった発がん性のある物質を作る。悪玉菌は有機酸の多い環境では生育しにくいものも多い。

日本では、科学的根拠がある特定保健用食品(トクホ)には食品の機能の表示が認可されている。認可された食品はヨーグルトとして乳酸菌を含んでおり、食品の摂取によって便秘や下痢の改善、善玉菌に分類される菌が増殖し有機酸が増え、悪玉菌が減少しアンモニアが減ったため腸内環境が改善されたことを示す研究結果が多い。トクホに認可された食品には、研究によって血圧や血清コレステロールの低下が確認された製品がある。花粉症などのアレルギー症状が軽減されるという研究報告もある。

大腸は、そもそも腸内細菌の活動による発酵産物である酪酸などの短鎖脂肪酸を主としたエネルギー源として活動している。

デーデルライン桿菌
デーデルライン (Döderlein) 桿菌とは、思春期以降の健康な女性の膣内に生息する多数のグラム陽性桿菌である。この名称は発見者にちなんで付けられた。特定の菌種を指すものではなく、主としてラクトバシラス属から構成されるさまざまな菌の集団である。思春期以降の女性の膣上皮には、女性ホルモンの働きによってグリコーゲンが蓄積するが、これらの乳酸菌は剥離した細胞のグリコーゲンを栄養源として定着している。これらの菌が産生する乳酸によって膣内のpHは酸性に保たれており、このことによって他の病原細菌の侵入増殖を阻害する。すなわちデーデルライン桿菌は、膣の自浄作用を担い、生体バリヤーとしての役割を果たしていると考えられている。

乳酸菌に関する研究
乳酸菌の牧畜への応用
サイレージとは家畜用飼料の一種で、牧草などの飼料作物をサイロなどで発酵させたものである。サイロなどに詰められた牧草は、嫌気性菌による発酵により乳酸や酢酸などの有機酸の成分比率を増やし、pHが低くなることにより、牧草の腐敗の原因となるカビや好気性菌類の活動を抑え長期保存が可能になる。こうした発酵過程を成功させるために、水分量の調整や乳酸菌などの添加物を投入するなど、農家毎にさまざまなノウハウが培われている。上手に発酵したサイレージは豊富な有機酸が含まれることとなり、ウシなどの家畜の良好な肥育に大きく貢献する。

発酵により発生した有機酸において乳酸の占める割合が高いものが良質なサイレージとされる。また、pH4.5以下が望ましいとされる。一般に水分含量は75%前後に調整されるが、40%程度に調整したものを特にヘイレージ(haylage、低水分サイレージ)と呼ぶ。ヘイレージは気密性が悪いと好気的発酵が行われ、品質の低下を招く。

乳酸菌の抽出
2014年に東京工科大学応用生物学部の西野智彦准教授らが、ヨーグルトから乳酸菌のみを100%生きたまま抽出することに成功した。この結果、ヨーグルト中の乳酸菌の研究がさらに進むと見られる
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2015年02月02日

糖入り甘味飲料を大量に摂取する少女は、月経開始年齢が早く、乳がんリスクが高まる



糖入り甘味飲料を大量に摂取する少女は、月経開始年齢が早いとする研究結果が28日の欧州の学会誌「ヒューマン・リプロダクション(Human Reproduction)」に発表された。月経開始年齢が早いと後年、乳がんリスクが高まると指摘されていることから、この発見は重要だと論文は主張している。

研究チームは1996〜2001年にかけて、9〜14歳の米国の少女5500人以上を対象に追跡調査を行った。研究開始時、少女らは月経が始まっていなかったという。

研究の結果、月経開始年齢の全体平均は12歳7か月だったが、糖入り甘味飲料を1日1.5杯以上飲む少女たちは、1週間に2杯以下しか飲まない少女たちに比べ、月経の開始が2.7か月早かった。この傾向は少女たちの体重と身長の比、つまり体格指数(BMI)やカロリー摂取量、運動量には関係なくみられた。

研究チームは、月経開始が2.7か月早いと、乳がんのリスクに「わずかな影響」があると解釈できるとしている。過去には、月経開始年齢が1年早いと、乳がんにかかるリスクが5%上昇するとしている研究もある。またチームは過去の研究が、大量の砂糖を即座に摂取するとホルモンの一種であるインスリンの値が急上昇し、さらに連鎖反応で性ホルモン濃度にも影響を及ぼすとしている点を指摘している。

ただし、今回の研究をめぐっては、参照された体格や甘味飲料摂取量のデータが、少女の自己申告か両親の報告に頼っているために誤差が出やすいとして、研究の不備を指摘する声もある。
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マクドナルドで異物混入相次ぐ スティーブ・イースターブルック マクドナルドの最高経営責任者は難題を解決できるか

搾取、不健康…マクドナルド新CEOに難題

 スティーブ・イースターブルック氏が3月にマクドナルドの最高経営責任者(CEO)に就任するとき、英ワトフォード・グラマースクール出身の同氏は、創業60年の歴史上、最大級の難題に直面する会社を引き継ぐことになる。

 イースターブルック氏は競争心が強い。イングランド北部の大学に通っていたときには、後にイングランド代表チームを率いることになるナセル・フセインが主将を務めるチームのクリケット選手だった。

 だが、時価総額870億ドル規模の会社を立て直すことは、全く別の戦いだ。48歳のイースターブルック氏は、何年も続く売上高の伸び悩みと、旗艦商品「ビッグマック」に代わる、より健康的な食べ物を選ぶようになった消費者に直面している企業を引き継ぐ。

 1月28日、イースターブルック氏がドン・トンプソン氏の後継CEOになると発表したとき、マクドナルドは米国事業について「厳しく、周到な評価」を行っており、数は未定だが人員削減が実施されることも明らかにした。「我々は、業績を改善し、顧客重視の姿勢を強めるために、切迫感を持って動いている」と同社は述べた。

■英国事業の立て直しに貢献

 1993年にプライスウォーターハウスクーパース(PwC)から会計士としてマクドナルドに入社したイースターブルック氏は、船の傾きを正すために迅速に動く必要がある。同氏がCEOに選ばれた理由の一つは、英国で経営を立て直した経験があるためかもしれない。2006年にマクドナルド英国法人のCEOになったとき、英国事業は、マクドナルドの食べ物は体に悪く、「マックジョブ」に就いている低賃金労働者から搾取しているという世間の認識と戦っていた。

 イースターブルック氏は、より清潔に見えるように店舗を改装し、否定的な認識と戦うマーケティングキャンペーンを展開し、新たな実習制度を導入するといった活動を通じて、英国事業の改革に取り組んだ。


マクドナルドは顧客離れに苦しむ。米国の14年の既存店売上高は前年比2.1%減だった
 英国トップに就いてわずか1カ月後、穏やかな話し方のイースターブルック氏は反ファストフードのベストセラー『Fast Food Nation(邦訳:ファストフードが世界を食いつくす)』の著者、エリック・シュローサー氏と討論するためにテレビ番組「ニューズナイト」に出演して、世間を驚かせた。
イースターブルック氏が08年に欧州北部地域の代表に就いたころには販売が回復し、同年、英国内のマクドナルド1200店舗の売上高は10%増加した。10年になると、同氏は欧州の7000店舗すべてを統括していた。だが、同氏の新たな役割は、全世界におよそ3万5000の店舗を持つ企業を率いることを意味する。

 前任者であるトンプソン氏の2年半のCEO在任期間は不安定で、販売不振が際だった。金融危機の後、マクドナルドの主要な顧客基盤である低所得者層が苦労していたからだ。また、同氏の在任期間は、ファイブ・ガイズやスマッシュバーガーといった高級ハンバーガーチェーンが台頭し、チポトレなどのファストカジュアルレストランが爆発的な成長を遂げた時期とも重なった。


1月、日本ではマクドナルドで提供される食品に人の歯やプラスチック片など異物が混入する事故が相次いで起こった

 イースターブルック氏は、トンプソン氏の前任者で、やはりマクドナルドの危機の最中に経営を引き継いだジム・スキナー氏をまねたいと思うだろう。スキナー氏の8年間のCEO在任期間中には、株価が200%高騰し、106カ月連続で既存店売上高が増加した。これを再現するのは難しいだろう。マクドナルドは昨年、世界の既存店売上高が12年ぶりに減少した。

 一部のアナリストは、マクドナルドが耐えなければならない根本的な変化を考えると、果たして社内の人間が(トップに就くのは)適切な選択だったのかどうか疑問に思っている。

 モーニングスターのアナリスト、R・J・ホットビー氏は、イースターブルック氏は「適切な後任だが、マクドナルドが顧客体験を近代化し、より機敏な組織を築く努力をする上で、別途、外部の視点が加わることが会社のためになると我々は考えている」と述べた。

■肥満、賃金格差で批判の矢面

 マクドナルドは世界中の市場で機敏になる必要がある。肥満のまん延と賃金格差の双方についてマクドナルドが批判の矢面に立たされている米国は、同社にとって唯一の難題ではない。ドイツ、日本、ロシア、中国の事業も不振に陥っている。

 課題は数々あるが、特に今、マクドナルドのファストフードが健康的で新鮮、自然であることを消費者に納得させる必要がある。

ここでも、イースターブルック氏の英国での経験が役立つかもしれない。

 英国では、同氏は残り物などの堆肥化プログラムを立ち上げ、英国産の有機牛乳や「レインフォレスト・アライアンス」の認証を受けたコーヒーを取り入れ、テーブルマットに栄養表示を導入した。

 英国事業が改善して間もなく、イースターブルック氏はマクドナルドを去って、11年にピッツァエクスプレスのCEOに就任したが、結局、1年足らずで同社を離れ、日本の麺などを扱うチェーン店、ワガママを率いた。13年になると、チーフブランドオフィサーとしてマクドナルドに戻っていた。

 「私たちの食べ物、あなたの質問」と題したマクドナルドの最新マーケティングキャンペーンの一つに、イースターブルック氏の痕跡が見える。このキャンペーンは、ユーザーがウェブサイト上に質問を投稿できる仕組みで、イースターブルック氏が英国事業のために作ったサイト「makeupyourownmind.co.uk」とそっくりだ。

 しかし、消費者が尋ねる質問は、マクドナルドが抱えるイメージの問題の大きさを物語っている。「マクドナルドのビーフにはミミズが入っているんですか?」「フライドポテトは本物のジャガイモで作っていますか?」といった質問だ。

 イースターブルック氏は08年に、客員研究員としてオックスフォード大学に迎えられ、コーポレート・レピュテーションについて講義した。同氏は今、講義のノートのほこりを払う必要があるかもしれない。


◆マクドナルド店員 「働いてるけど、絶対マックは食べない」

 異物混入騒動が昨今多数報じられている。その中でも大きな衝撃を与えたのが、マクドナルドのフライドポテトに歯が入っていた件だろう。マクドナルドでは、他にもチキンナゲットにビニール片が入る案件も発生。店員たちは今の騒動をどう眺めているのだろうか。匿名を条件に飲食店で働く人々に話を聞いた。

【座談会メンバー】
Aさん…都内マクドナルド勤務
Bさん…都内バーガーショップ勤務
Cさん…都内のマクドナルド勤務
Dさん…関東近郊のマクドナルド勤務
Eさん…都内定食チェーン勤務

A:やっぱりこの騒動でかなりお客さん減ったよね。

B:お客さんは減ってるのに、クレームは増えた。写真とか混入していたものの現物とか、そういった証拠がないのにただ“金返せ”って。レシートもないから、本当に買ったかどうかもわからないですし、大きな声では言えませんが、仲間内では“ゆすりかもね”って話したりもしました。

C:便乗クレームはあったね。ファストフードなのに、3日経ってからなぜか手をつけていないままの商品を「交換しろ」って持ってきた人もいた。

D:こんなときだからクレームは仕方ないところもあるけど、とにかく、人の歯とかが入ってるなんて想像したくない。

E:これまで何度も大きな事件になったから、さすがに賞味期限切れのものを出したりはしませんけどね。納品された数と販売個数がパソコンで管理されてるから、極端に余って期限が切れることもほとんどありません。

A:でも何が入ってるかなんてわからないよね。「チェックをちゃんとしろ」ってうるさく言われるけど、正直適当な部分もあるし。

D:床に落とした食材を、そのまま使っているのを見たこともありますよ。それを防ぐために社員さんたちがいるんですが、労働時間も長いし業務もめちゃくちゃ多いから細かくチェックできてないし…。

B:それを防ぐ仕組みもありますよね。私の所は、揚げ物用の油の交換は掃除も大変だし大仕事だからめんどくさいけど、新しい油が “◯日◯時交換用”っていう感じで納品されるから、サボったりすると一発でバレます。

C:それすごいね。うちはたいてい深夜に油交換をするんだけど、作業した人がボードに交換時間を記入するだけ。それをマネジャーがチェックするんだけど、そもそもそのマネジャーがバイトだったりする(笑い)。

 結局、毎日交換しなくちゃいけないところを、注意されないからって1週間近くそのまま。油が劣化して変なにおいもしたから交換したけど、他のマックでも同じように管理が甘いところもあるだろうから、自分が働いてて言うのもなんだけど、絶対マックは食べないね。

E:社員さんの中には私たちと一緒につまみ食いする人もいますけどね。あれだけ炎上した“冷蔵庫入り”をバイトが真似しても、笑って見てるだけでしたし。今は騒動の直後だからみんな気をつけてるけど、しばらくしたら、また何らかの問題が浮かび上がると思います。

posted by kise9pep at 16:17| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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